造園工事業とは? 含まれる工事の範囲

造園工事業は、整地・樹木の植栽・景石の据付けなどにより、庭園・公園・緑地などをつくる業種です。

とび・土工工事業との線引き

造園かとび・土工かの判断

造園工事業……植栽や緑地の築造によって景観をつくる工事。
とび・土工工事業……整地・掘削・法面処理など、土を動かすこと自体が目的の工事。

外構工事は判断が分かれやすいところです。植栽を含む庭づくりなら造園、土間コンクリートや掘削・整地が中心ならとび・土工という整理になります。なおブロック積みは、石工事業やタイル・れんが・ブロック工事業に当たることがあります。とび・土工工事業もあわせてご覧ください。

営業所技術者になれる資格

一般建設業で認められる主な資格
  • 1級・2級造園施工管理技士
  • 技術士(建設部門、森林部門〈林業/林業・林産/森林土木〉)
  • 技能士(造園)
特定建設業で認められる資格
  • 1級造園施工管理技士
  • 技術士(建設部門、森林部門〈林業/林業・林産/森林土木〉)

技能士は1級であれば追加の実務経験は不要、2級は合格後3年の実務経験が必要です(平成16年4月1日以前の旧2級合格者は1年に短縮されます)。

土木・建築の施工管理技士や建築士の資格は、1級でも造園工事業には使えません。施工管理技術検定に合格した後の実務経験で認める緩和も、造園工事業は指定建設業のため対象外です。資格がない場合も、一般建設業なら造園工事の実務経験10年、または土木工学・建築学・都市工学・林学に関する学科の卒業後の実務経験(大学・短大・高専卒3年、高校卒5年)で、営業所技術者として認められます。

造園工事業は指定建設業のひとつです。特定建設業の許可を受ける場合、実務経験だけでは営業所技術者になれず、1級の国家資格などが必要になります。

造園工事業でよくあるつまずき

許可全体の要件は建設業許可の5つの要件にまとめています。

よくあるご質問(造園工事業)

Q外構工事は造園工事業ですか、とび・土工工事業ですか?
植栽を含む庭づくりなら造園工事業、掘削や土間コンクリートが中心ならとび・土工工事業です。大阪府の手引きでも「外構工事」はとび・土工工事業の例に挙がっています。ブロック塀などのブロック積みはタイル・れんが・ブロック工事業、擁壁としてのブロック積みは石工事業に当たります。複数の工事を請け負っている場合は、2業種以上での取得も検討します。
Q屋上緑化も造園工事業に入りますか?
はい。屋上緑化・壁面緑化工事は造園工事業に含まれます。防水層の施工まで請け負う場合は、防水工事業も関係してきます。
Q法面への植生工はどちらの業種ですか?
法面に種子やモルタルを吹き付ける工事は、とび・土工工事業の「吹付け工事」です。法枠などで法面の崩れを防ぐ法面保護工事や土留めも、とび・土工工事業になります。一方、芝などの植物で地面を覆う地被工事や、植生を復元する工事は造園工事業に含まれます。どちらに当たるかは工事の目的と内容で分かれますので、仕様書や注文書で確認します。
Q相談や見積りに費用はかかりますか?
相談料・出張費・着手金はすべて0円です。許可申請は完全成功報酬制で、万一不許可となった場合は報酬をいただきません。ただし、行政庁に納めた申請手数料(実費)は返還されませんので、あらかじめご了承ください。